タイムスタンプ保管サービスについて
1.はじめに
2.ユーザーのメリット
民間事業者が提供するサービスによって発行されたタイムスタンプを、本サービスを利用してINPITに預入を行うことで、以下の効果が期待されます。
INPITのタイムスタンプ保管サービスで、
タイムスタンプのさらなる「安心」、「安全」をご提供します。

3.想定される本サービス活用例
以下のようなケースで、証明手段の一つとして、保管されたタイムスタンプが活用され得るものと考えられます。
(1)特許、意匠、商標等の侵害訴訟において、被疑侵害者が先使用権を主張する際に、発明や意匠の実施である事業又はその準備をしていたことを立証したり、商標の先使用を立証したりするケース
(2)他者の特許権や意匠権の有効性を争う審判や訴訟等において、特許や意匠登録の無効理由となる技術情報等が、出願された時点において公知であった事実を立証するケース
(3)商標登録の取消しの審判において、商標権者等が登録商標の使用を立証するケース
(4)営業秘密漏えい事件の訴訟において、漏えいした技術を営業秘密保有者自らがその時点以前に保有していたことを立証するケース
4.ご利用の流れ
(1)民間の時刻認証業務認定事業者(TSA)またはTSAと提携した事業者が提供するサービスを利用し、電子文書に対してタイムスタンプの発行を受けます。
(2)民間事業者が提供するツールを利用し、電子文書からタイムスタンプのみを複製します。
※ここまでは民間事業者が提供するサービスとなります。詳細は各事業者にお問い合わせください。
※ユーザー登録は初回のみ必要です。2回目以降は取得・設定したアカウントID及びパスワードを用いてログインを行います。
(4)アカウントID及びパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックすると、ワンタイムパスワード入力画面に遷移するとともに、登録したメールアドレスにワンタイムパスワードが自動送信されます。
(5)メール受信したワンタイムパスワードを入力しログインします。
(6)タイムスタンプの預入を行います。 ※預入を行ったタイムスタンプは、必要に応じて何回でも払出しが可能です。預入証明書も何度でもダウンロードいただけます。
(7)後日、電子文書の存在証明を行う際は、当該電子文書(原本)から導出したハッシュ値と、当該タイムスタンプトークン及び預入証明書に記載されたハッシュ値とを比較することで、それらの同一性を確認します。 ※ハッシュ値の比較検証を行うツールが民間事業者によって提供されています。
「タイムスタンプ保管サービス」操作方法について
※動画ファイルが再生されます。
※ご視聴の際はInternet Explorerでご覧ください。
・アカウント作成~ログイン
・タイムスタンプ預入~預入証明書の発行
5.画面イメージと一部機能紹介
タイムスタンプ保管サービスの画面イメージと主な機能をご紹介します。詳細はマニュアルをご参照いただくか、ヘルプデスクにお問い合わせください。




お問い合わせ
知財戦略部 営業秘密管理担当
- 電話(代表)03-3581-1101 内線3841
- Fax 03-3502-8916