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知的財産分野におけるタイムスタンプの活用事例

 
タイムスタンプ導入で幅広く研究開発文書の日付を確保
大手製造販売業B社


はじめに、タイムスタンプ導入の時期と目的について教えてください。

当社では2018年6月からタイムスタンプの利用を開始しました。現在は、研究開発部門での発明創出の証拠確保や先使用権の確保を、効率的に行うことを目的として、タイムスタンプを利用しています。

タイムスタンプを導入する前はどのように日付を確保していましたか。

公証人役場の電子公証制度を利用していました。タイムスタンプ導入後はタイムスタンプと電子公証制度を併用しています。

具体的には、タイムスタンプは社内にいながらタイムリーに日付を確保することができる点や作業負担が少ない点でメリットがあるので、日常業務で幅広い文書に対してタイムスタンプを付与する方針としています。対象とする文書種別に特段制限は設けていません。また、重要技術と考えるものは、電子公証制度を併用しています。

どのような文書に対してタイムスタンプを付与しているのでしょうか。

例えば、研究開発部門で作成される、プロジェクトの会議録や研究計画書、実験報告書、実験データ等が挙げられます。

御社でのタイムスタンプ付与までの流れを教えてください。

まずは、研究開発部門の研究・開発者が、文書の選定とタイムスタンプ付与を行います。タイムスタンプが付与された文書は、研究開発部門と知的財産部がアクセスできるフォルダに格納する仕組みとなっており、知的財産部の担当者が、INPITタイムスタンプ保管サービスへの預け入れを月1回程度行っています。

お話に出たINPITタイムスタンプ保管サービスについて伺います。御社ではこのサービスをどのようにお知りになりましたか。

タイムスタンプを導入するにあたり、情報収集する中で知りました。

INPITタイムスタンプ保管サービスのどの点に期待して利用を始めましたか。

INPITタイムスタンプ保管サービスによって、タイムスタンプにさらなる安心・安全をプラスできる点に期待しています。タイムスタンプの導入検討では、その点が判断の後押しになりました。

ありがとうございました。
企業概要
資本金 10億円以上
従業員 1万名以上

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[最終更新日:2019年2月26日]

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