INPITの保管サービスがタイムスタンプ本格導入の決め手
ADEKAクリーンエイド株式会社
お話を伺った方:
研究開発部 技術・管理グループ
岩田 将教 様、保坂 大輔 様、松岡 翔太 様

はじめに、タイムスタンプ導入の時期と目的について教えてください。
当社では先使用権の確保を目的として2010年からタイムスタンプを利用しています。当初は無料サービスの範囲内で限られた少数の資料にタイムスタンプを付与していましたが、2017年から有料サービスに移行し本格的な運用を開始しました。
タイムスタンプの本格導入へ舵を切ることになったきっかけはありますか
INPITがタイムスタンプ保管サービスを開始したことがきっかけです。国の機関が関連サービスを開始したことで、タイムスタンプをさらに安心して利用できる環境が整ったと判断しました。
タイムスタンプ付与までのスキームを教えてください
特許庁の先使用権制度事例集を参考に知財担当が作成した文書のリストを研究開発部門に提示してあります。このリストにもとづいて研究開発部門が該当する文書を抽出し、知財担当がタイムスタンプの付与を行っています。
タイムスタンプ導入前は、どのように文書の日付を確保されていましたか。
公証人役場の確定日付を利用しています。現在はタイムスタンプと確定日付を並行して利用していますが、今後は書類の重要度等に応じた使い分けを検討していきたいと考えています。
タイムスタンプのどのような点にメリットがあると考えますか
確定日付よりも少ない手間で日付が確保できることです。また、紙と比較して管理が容易であると考えています。
INPITタイムスタンプ保管サービスについて、どのように利用されていますか
現在は過去に付与したタイムスタンプを順次預けているところです。また、それと並行して新たに付与したタイムスタンプの預入も行っています。
ありがとうございました。
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[最終更新日:2019年2月26日]
[この記事に関するお問合わせ先]
知財戦略部 営業秘密管理担当
電話:03-3581-1101 内線3841