知財分野におけるタイムスタンプの活用事例

タイムスタンプ保管サービスをご利用されている企業の皆様の声を紹介します。

【H30.11.30掲載】 先ずは社外向け文書を対象にタイムスタンプを導入

 
(https://www.lbm.co.jp/)

資本金 : 157,000,000円(ローレルグループ)
従業員数: 1,388名(ローレルグループ)
事業内容:
各種通貨処理機・システムの開発、製造、販売、保守
金融オンライン端末機の開発、製造、販売、保守

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 お話を伺った方:

開発生産本部 知的財産部 特許課
藤田 陽子 様、樽田 章 様

 


-はじめに、タイムスタンプ導入の時期と目的について教えてください。
  当社では、2018年2月から検討を始め、6月にタイムスタンプの利用を開始しました。古くから特許出願をしていますが、当社では権利化しないと判断した技術内容が製品カタログや取扱説明書として公知となる部分が少なくありません。そこで、まずは自らが公開する技術について、日付の確保を目的にタイムスタンプの利用を開始しました。
-どのような文書に対してタイムスタンプを付与しているのでしょうか。
 社外向け文書としては、製品カタログや取扱説明書の他に、展示会資料や顧客向けの提案資料等が挙げられます。今後は、他の文書にもタイムスタンプの利用を広げていきたいと考えています。
-タイムスタンプ付与までの流れを教えてください。
 例えば、営業部が、製品カタログを社外に公開する前に、タイムスタンプを付与するようルール化しています。タイムスタンプを付与した文書は一覧表で管理していて、原本のファイル名と登録者名を営業部に記入してもらっています。タイムスタンプを付与した後は、知的財産部が、INPITタイムスタンプ保管サービスへの預け入れを行うとともに、INPITの管理番号を一覧表に追記することで、関連する情報が紐付けされるように管理しています。
-タイムスタンプを導入してどのようなメリットを感じていますか。
 製品カタログや取扱説明書は作成部署が異なりますので、知的財産部と各部署が連絡を取り合う機会が増えました。その中で、各部署からタイムスタンプを付与した方が良い文書の提案をもらったり、知的財産部から登録商標のカタログへの記載を提案したりする等、社外に出て行く文書の一元的な把握や知的財産の活用がより一層深まったと感じています。
-タイムスタンプの導入を検討中の方へメッセージをお願いします。
 自社の目的と要望に合ったタイムスタンプサービスの導入に加えて、利用者部署の業務の流れに馴染ませるように、まずはシンプルな仕組みから検討すると上手くいくのではないでしょうか。
-INPITタイムスタンプ保管サービスのどの点に期待して利用していますか。
 INPITタイムスタンプ保管サービスは、公的機関であるINPITがタイムスタンプの利用にさらなる安心・安全を提供する点に着目して利用しています。
-ありがとうございました

 

【H30.11.30掲載】 タイムスタンプ導入で幅広く研究開発文書の日付を確保

大手製造販売業B社
資本金:10億円以上
従業員数:1万名以上

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-はじめに、タイムスタンプ導入の時期と目的について教えてください。
  当社では2018年6月からタイムスタンプの利用を開始しました。現在は、研究開発部門での発明創出の証拠確保や先使用権の確保を、効率的に行うことを目的として、タイムスタンプを利用しています。
-タイムスタンプを導入する前はどのように日付を確保していましたか。
 公証人役場の電子公証制度を利用していました。タイムスタンプ導入後はタイムスタンプと電子公証制度を併用しています。
 具体的には、タイムスタンプは社内にいながらタイムリーに日付を確保することができる点や作業負担が少ない点でメリットがあるので、日常業務で幅広い文書に対してタイムスタンプを付与する方針としています。対象とする文書種別に特段制限は設けていません。また、重要技術と考えるものは、電子公証制度を併用しています。
-どのような文書に対してタイムスタンプを付与しているのでしょうか。
 例えば、研究開発部門で作成される、プロジェクトの会議録や研究計画書、実験報告書、実験データ等が挙げられます。
-御社でのタイムスタンプ付与までの流れを教えてください。
 まずは、研究開発部門の研究・開発者が、文書の選定とタイムスタンプ付与を行います。タイムスタンプが付与された文書は、研究開発部門と知的財産部がアクセスできるフォルダに格納する仕組みとなっており、知的財産部の担当者が、INPITタイムスタンプ保管サービスへの預け入れを月1回程度行っています。
-お話に出たINPITタイムスタンプ保管サービスについて伺います。御社ではこのサービスをどのようにお知りになりましたか。
 タイムスタンプを導入するにあたり、情報収集する中で知りました。
-INPITタイムスタンプ保管サービスのどの点に期待して利用を始めましたか。
 INPITタイムスタンプ保管サービスによって、タイムスタンプにさらなる安心・安全をプラスできる点に期待しています。タイムスタンプの導入検討では、その点が判断の後押しになりました。
-ありがとうございました

 

INPITの保管サービスがタイムスタンプ本格導入の決め手

 ADEKAクリーンエイド株式会社
(http://www.acajp.com/index.html)

資本金 : 140,000,000円
従業員数: 137名
事業内容:
厨房用および食品関連工業用各種洗剤ならびに自動供給機器の研究開発・販売

 
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 お話を伺った方:

研究開発部 技術・管理グループ
岩田 将教 様、保坂 大輔 様、松岡 翔太 様

 


-はじめに、タイムスタンプ導入の時期と目的について教えてください。
 当社では先使用権の確保を目的として2010年からタイムスタンプを利用しています。当初は無料サービスの範囲内で限られた少数の資料にタイムスタンプを付与していましたが、2017年から有料サービスに移行し本格的な運用を開始しました。
-タイムスタンプの本格導入へ舵を切ることになったきっかけはありますか
 INPITがタイムスタンプ保管サービスを開始したことがきっかけです。国の機関が関連サービスを開始したことで、タイムスタンプをさらに安心して利用できる環境が整ったと判断しました。
-タイムスタンプ付与までのスキームを教えてください
 特許庁の先使用権制度事例集を参考に知財担当が作成した文書のリストを研究開発部門に提示してあります。このリストにもとづいて研究開発部門が該当する文書を抽出し、知財担当がタイムスタンプの付与を行っています。
-タイムスタンプ導入前は、どのように文書の日付を確保されていましたか。
 公証人役場の確定日付を利用しています。現在はタイムスタンプと確定日付を並行して利用していますが、今後は書類の重要度等に応じた使い分けを検討していきたいと考えています。
-タイムスタンプのどのような点にメリットがあると考えますか
 確定日付よりも少ない手間で日付が確保できることです。また、紙と比較して管理が容易であると考えています。
-INPITタイムスタンプ保管サービスについて、どのように利用されていますか
 現在は過去に付与したタイムスタンプを順次預けているところです。また、それと並行して新たに付与したタイムスタンプの預入も行っています。
-ありがとうございました

 

自社に合ったタイムスタンプサービスを見つけることが重要

 
(https://www.itohdenki.co.jp/)

資本金 : 90,000,000円
従業員数: 260名
事業内容:
パワーモーラ(コンベヤ用モータローラ)・制御機器・モジュール・ユニット・システムなど搬送関連機器の開発・製造・販売・設置、植物工場設備の開発・製造・販売・設置

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 お話を伺った方:

技術本部 特許技術課 兼 ISO事務局
石井 俊則 様

 


-はじめに、タイムスタンプ導入の時期と目的について教えてください。
 当社では2018年1月にタイムスタンプの本格的な導入を開始しました。ソフトウェア関係など他社による侵害の立証が難しい技術についてノウハウ秘匿と先使用権を確保することを目的としています。
-比較的最近タイムスタンプを導入されたとのことですが、導入前から先使用権の確保はされていましたか
 従前は特許化を中心に行っていましたが、2017年頃から一部技術の秘匿化と先使用権の確保について本格的に検討を開始しました。当初は公証人役場の確定日付を利用しようと考えましたが、運用に手間がかかることが分かったため、比較的手間の少ないタイムスタンプを導入しました。
-タイムスタンプ付与までのスキームを教えてください
 先使用権確保に必要な文書を知財担当がリスト化し、研究開発部門等に提示しています。まだ運用を開始して間もないため、今後は各部門が自発的に文書を抽出していただけるよう働きかけを行っていく予定です。
-タイムスタンプのどのような点にメリットがあると考えますか
 確定日付よりも少ない手間で日付が確保できることです。
 また、紙と比較して管理が容易で、かつ担当者間の引き継ぎが容易になることを期待しています。
-タイムスタンプの導入を検討中の方へメッセージをお願いします
 数多くある中から自社に合ったタイムスタンプサービスを見つけることが重要であると思います。
-INPITタイムスタンプ保管サービスについては、どのような効果を期待していますか
 預入証明書を利用することで訴訟時の立証負担が軽減されることを期待して利用を決めました。
-ありがとうございました

 

タイムスタンプで開発におけるリスクを低減

 (https://www.livedo.jp/)

資本金 : 773,247,850円
従業員数: 1,000名
事業内容:
大人用紙おむつ、介護用品・用具、メディカルディスポーザブル用品(医療用不織布製品、キット製品)の製造および販売

 
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 お話を伺った方:

知財部知財課
橋本 敦史 様、井添 隆志 様

 


-はじめに、タイムスタンプ導入の目的について教えてください
 先使用権確保、開発データの保存、秘密保護契約に関する有事への備えなどを目的として、2017年9月からタイムスタンプを導入しました。特に、共同開発などの増加に伴い他社と開発データのやり取りを行うことが増えてきたため、相手方へ提示する資料、相手方から受け取った資料の双方にタイムスタンプを付与しています。
-タイムスタンプ導入のきっかけはありましたか
 当社では以前からタイムスタンプの導入を検討していましたが、利用料金の関係で導入を見送ってきた経緯があります。
 そのような中、自社のニーズに合ったサービスに出会えたこと、INPITがタイムスタンプ保管サービスを開始したこと、他社との技術交流を行う機会が増えてきたことなどが導入のきっかけです。
-どのような文書にタイムスタンプを付与していますか
 製品の設計書、製造に関する各種記録、新製品開発時や製品改良時の会議等の議事録などです。特に、各種記録や会議の議事録などは文書量が多くなるため、これらの日付確保にタイムスタンプが活躍しています。
 また、他社に提示する可能性のある秘密文書や、逆に他社から秘密情報として受領した資料についても、タイムスタンプ導入後は日付と非改ざん性の確保を行っています。
-タイムスタンプ以外に、文書の日付を確保するための制度やツールを利用していますか
 公証人役場の確定日付とタイムスタンプの使い分けをしています。
 販売製品や試作品、設計書、カタログ・チラシ等の非電子媒体、データ量の大きい動画などを格納した記録媒体については確定日付を利用し、その他の電子データについてタイムスタンプを利用しています。なお、製品の設計書は確定日付とタイムスタンプの両方を用いて二重に保管を行っています。
-タイムスタンプの導入によってどのようなメリットを感じていますか
 公証人役場へ持ち込む書類の準備、梱包、搬送の機会が減ったことにより労務上のコスト(手間)が削減されました。また、当社の知財担当者が在籍している工場から公証人役場までは片道1時間ほど掛かるため、これらに掛かる手間が減ったことが担当者としては有り難いと感じています。
 さらに、電子化を進めたことにより書類の保管スペースに余裕ができたことや、確定日付を付した封筒などの封印が剥がれてしまうリスクが低減されたことなど、電子化とタイムスタンプの導入によって様々なメリットが生まれたと感じます。
-ここからはINPITタイムスタンプ保管サービスについて伺います。御社ではこのサービスをどのようにお知りになりましたか
 タイムスタンプの導入にあたり、タイムスタンプ事業者が実施しているセミナーを受講しました、その中でINPITがタイムスタンプを預かるサービスを開始するということを知りました。
-INPITタイムスタンプ保管サービスのどの点に期待してご利用を始めましたか
 預入証明書を用いた立証負担の軽減に期待して利用を開始しました。公的機関であるINPITによる第三者証明が無料で得られることは、タイムスタンプを利用する上でメリットであると思います。
-ありがとうございました

 

タイムスタンプと確定日付の使い分けで業務効率向上

大手製造販売業A社
資本金:10億円以上
従業員数:1000名~3000名

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-はじめに、タイムスタンプ導入の目的について教えてください
 当社では先使用権確保、無効資料の確保などが目的です。
-どのような文書にタイムスタンプを付与していますか
 商品企画書、上市計画書、開発進捗報告書、他者のニュースリリース(無効資料)などを対象にしています。
-タイムスタンプ付与までのスキームを教えてください
 企画、設計、開発、営業の各部門で定期的にデータ抽出を行ってもらい、知財担当がタイムスタンプを付与しています。また、知財担当が独自に各部門のフォルダからデータ抽出を行う場合もあります。
-タイムスタンプ導入前は、どのように文書の日付を確保されていましたか。
 公証人役場の確定日付を利用していました。タイムスタンプ導入後は確定日付とタイムスタンプの使い分けをしています。具体的には、製品の現物とあわせて文書を保存する場合は、関連資料と一緒に確定日付を押してもらいます。設計変更などでタイムリーに日付を確保したい場合にはタイムスタンプを利用しています。
 以前は公証人役場へ持ち込む資料を選定する作業に手間がかかっていましたが、タイムスタンプを導入することで、この手間が削減されたと感じています。
 また、確定日付の場合はある程度資料を厳選していたため、担当者によって日付を確保する資料の判断に差が出てしまうことが懸念されていましたが、これも解消できたと思います。
-ほかに、タイムスタンプを導入したことによるメリットはありますか。
 タイムスタンプというよりは、むしろ電子化のメリットかも知れませんが、電子データは紙の資料と比べて閲覧や参照が容易なため、業務の円滑化、連携強化につながっていると感じます。
-ここからはINPITタイムスタンプ保管サービスについて伺います。御社ではこのサービスをどのように利用されていますか
 発行されたタイムスタンプについて基本的に全件預け入れを行っています。
 現在は、ある程度タイムスタンプの数が増えてきたら、まとめて預け入れ作業を行う運用にしています。
-最後に、タイムスタンプ保管サービスについて一言お願いします
 預入証明書を用いた立証負担の軽減に期待して利用を開始しました。公的機関であるINPITによる第三者証明が得られることは、タイムスタンプを利用する上でのメリットになると思います。
-ありがとうございました